トレーナーみゆきによる赤ちゃんの身体のおはなし〜赤ちゃんの体温調節編〜
こんにちは。
チャイルドトレーナーみゆきです!!
今回はトレーナーみゆきによる赤ちゃんの身体のお話です。
生まれたあとの赤ちゃんの体温調節はとても大事です。
無事に生まれたとしても、赤ちゃんの機能は全てまだまだ未熟なため、私たちが調節していく必要があります。
たとえば、体温が低下してしまうと熱を作ろうと身体の中で細胞や筋肉などが頑張ります。
そうすることで、本当は別のところに使われるはずだったエネルギーが熱を作ることに使われるため、赤ちゃんは疲れてしまいます。
赤ちゃんの身体は少しの異常があると、身体の中の臓器が未熟なこともあり、正常に機能しなくなります。
おっぱいやミルクを飲む元気もなくなるなど、悪循環に陥ります。
だからこそ体温調節は大切なんですね。
ちょっと大げさに言いましたが、そこまで不安になる必要はありません。
基本はお母さんと一緒か、お母さんよりも1枚多く肌着を着せるなどで調節できます。
病院では室温何度、湿度何%と指導を受けると思いますがあくまで目安です。
慎重になりすぎないで大丈夫です。
毎回体温を測ってみる必要もありません。
赤ちゃんの平熱はある程度は病院にいる間にわかります。
その時の赤ちゃんの体温を覚えていてください。
たとえば、手足が布団から出ている時は誰でも冷たくなりますよね。
赤ちゃんも一緒です。
皮膚の色が青紫になっていなければ問題はありません。
もし、手足が布団に入っていたのに冷たい場合は体温が下がっている可能性があるため、湯たんぽや掛物を追加するなどして保温をしてあげてください。
30分後に再度手足を触ってみて暖かくなっていれば問題はありません。
手足が冷たくていつもと違って元気がない、ミルクやおっぱいの飲みが悪い、寝てばかりいるなどがある場合は、少し赤ちゃんを暖めてあげてください。
暖める方法ですが、私たちと一緒で大丈夫です。
ただ、直接肌に当たらないように工夫していく必要があります。
今多いのが床暖房。
これは少し厚めの座布団や布団を敷いた上に赤ちゃんを寝かせてお布団が暑すぎていないかをチェックしていく必要があります。
湯たんぽやあんかを使う時は、湯たんぽやあんかをタオルで包んで、赤ちゃんから3〜5cm離して置き、その上から赤ちゃんと湯たんぽに布団を掛けてください。
エアコンは直接風が赤ちゃんに当たらないような場所に赤ちゃんを寝かせてください。
季節を問わず、赤ちゃんの体温は変動しやすいです。
平均体温は36.8〜37.5度とやや高めです。
また、赤ちゃんはすぐに熱を溜め込みます。
ですので体温が高いからといってすぐに病院!ではなく、掛物調節をして熱の変動を見ましょう。
掛物調節、環境調節をしても37.8度以上であれば、かかりつけの医師の受診をお勧めします。
1ヶ月もすると赤ちゃんの体温も徐々に安定してきます。
そしてその頃にはお母さんも赤ちゃんの特徴をとらえることができます。
ここまでが第1の頑張り時。
お母さんも赤ちゃんとともに成長します。
赤ちゃんもお母さんもゆっくりお互いを知る必要があります。
1日1日を楽しんで、育児をしてくださいね。
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