チャイルドトレーナーみゆきの思い〜人工妊娠中絶とは〜
こんにちは。
チャイルドトレーナーみゆきです!!
今回は人工妊娠中絶についてのお話をします。
人工妊娠中絶って聞くと、冷たい感じを持つ方も多いのではないでしょうか。
私みゆきもチャイルドトレーナーとして活動する前はどうしてなんだろうと思うことが多くありました。
人口妊娠中絶は、女性の身体に子宮に気持ちに、とても大きなダメージを与えます。
誰もやりたくてやっているわけではないと思います。
それでも、どうしてもしなければならないことがあります。
経済的な問題
マンパワー不足
赤ちゃんの身体的特徴
背景は色々で、この他にも理由はたくさんあります。
いずれにしろ、ひとつの命を手放すことはどんな時でもダメージを受けます。
そのダメージをひとりで抱える人が多いんです。
妊娠も出産も中絶も、ひとりで抱えることではありません。
これは人工妊娠中絶に立ち会わせていただいた、あるひとりの方のお話。
未婚の方でした。
思いもしない妊娠。
相手の彼とは既に別れていて、彼には知らせていないとのことでひとりでクリニックに来られていました。
淡々とした口調で、淡々と先生とお話をされ、日程を決めて説明を受けられていました。
次に来られる時はもう処置の日。
表情ひとつ変えず、冷たい感じにも見受けられました。
当日、彼女は前回と変わらず淡々とされていました。
処置室に入って着替えを済ませたあと、麻酔がかかると数秒で意識がなくなります。
十数分の処置。
彼女が眠りについてすぐ、小さな声が聞こえました。
本当に微かな声。
何を言っているのか始めはわかりませんでした。
気持ちが悪いのかと思い、声をかけるために顔を近づけると、彼女の目からは涙が流れ、ごめんねと言っているのが聞き取れました。
私みゆきは何も言えず、涙を拭き手を握ることしかできませんでした。
処置が終わり、麻酔から覚めるように声かけをし、病室に移動していただきました。
麻酔から覚めた彼女はまた淡々とした彼女に戻っていました。
私みゆきは未熟でした。
彼女の何の感情も引き出せないまま、数時間の安静で退院。
あとは数回の外来対応のみで通院も終了になります。
人工妊娠中絶をした人たちは、何か悪いことをしたような思いになるといいます。
罪悪感を抱えて過ごしていくそうです。
今も思うことがあります。
何かできることは、声をかけることができなかったのだろうかと。
1日に何名もの処置に入ることもあります。
その方々ひとりひとりの背景や付き添い、思いはそれぞれです。
それでもみんな、つらくない人はいない。
ダメージを受けない人はいません。
そんな人にかける言葉は出てこないかもしれない。
でも、思いを行為にして伝えることはできます。
言葉だけではないな態度で、接し方で、ひとりではないことを伝えていけたらと思います。
伝えたいのは、
あなたは望まれて生まれてきたこと、愛されていること、1人じゃないこと。
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